徳島県（旧・阿波国）を発祥とする盆踊り。日本三大盆踊りのひとつで、約400年の歴史を誇る。夏季になると徳島県内各地の市町村で開催されるが、中でも徳島市阿波おどりは毎年130万人以上の人出があり、国内最大規模。近年では全国各地で行われるようになってきている。

岐阜県郡上市八幡町で開催される伝統的な盆踊り。郡上節を演奏する囃子の一団が乗る屋形を中心に、輪を作り時計回りに周回しながら踊る。7月中旬から9月上旬までの期間で延べ32夜にわたって行われるが、8月13～16日の期間は「徹夜踊り」と称し、数万人が明け方まで夜通し踊り抜くことで有名。日本三大盆踊り、日本三大民謡（郡上節）のひとつに数えられる。

秋田県雄勝郡羽後町西馬音内で行われる盆踊り。国指定重要無形民俗文化財。日本三大盆踊りの一つに数えられる伝統的な盆踊り。通りに設置された篝火を囲むように亡者に扮した踊り子が躍る。踊り子の色とりどりな個性的な着物に、大きく沿った半月型の「編笠」、目だけを出した「彦三(ひこさ)頭巾」の被り物など個性的な衣装が特徴。