兵庫県神戸市中央区にある元町通と栄町通にまたがる一帯を指し、「南京町」は地名ではなく通称としての名前。横浜中華街と長崎新地中華街とともに三大中華街の1つ。中華系の商店が約100軒も集まり、観光しながらのショッピングや食べ歩きが楽しめる。中華料理店では豚まん、角煮まん、餃子、小籠包、ふかひれラーメンなどの様々な中華料理が提供される。
南京町の起源は明治元年の神戸港開港とされており、清国(当時の中国)は日本と友好条約を結んでいなかったため、華僑の人々は外国人居留地に住むことができなかった。そこで西側に位置する現在の南京町付近に住み始め、飲食店などを始めたのが南京町の始まりとされる。 戦後の南京町は外国人向けのバーが立ち並ぶ退廃した裏通りになってしまうが、昭和50年代に一帯が神戸市の区画整理事業の対象になったことをきっかけに南京町を復活させるために様々な整備が行われ、多くの観光客が訪れる南京町として復活し、現在に至る。