富山県東部の黒部川水系の黒部川に建設された水力発電専用のダム。えん堤の高さ186m、長さは492mを誇り、日本一のアーチ式ダム。1956年(昭和31年)着工、7年の歳月をかけて1963年(昭和38年)に完成した。貯水量2億トン。黒部峡谷の景観維持を目的に観光放水も行われており、黒部ダム名物となっている。毎秒10t以上の水を放水しており、運が良ければ虹がかかる様子を楽しめる。
黒部ダムがあるのは富山県立山町で、長野県との県境近く。黒部ダムへのアクセスは、長野県大町市にある「扇沢駅」からのアクセスが便利。扇沢駅からは関電トンネル電気バスにて黒部ダム駅まで行き、黒部ダム駅構内に隣接する200段ほどの階段を上ると展望台がある。展望台からはダムの観光放水を眺めることができる。