高知県の西部を流れる一級河川。渡川水系の本流。全長196km、流域面積2186km2。四国で最長の川であり、本流に大規模なダムが建設されていないことから「日本最後の清流」とも言われ、柿田川・長良川とともに日本三大清流とされる。下流には海水と淡水が混在する「汽水域」があり、アカメなどの海水魚なども多く生息している。
四万十川では古くから漁が行われ、全国的に有名な四万十川の鮎をはじめにウナギ、ツガニ(モクズガニ)、手長エビなどの魚介類のほか、清流の汽水域でしか採れない天然の青海苔の産地としても知られている。