善光寺

(ぜんこうじ)
長野県  寺院   
寺院
   

長野県長野市元善町にある寺院。善光寺そのものは無宗派の単立寺院であり、宗派を問わず誰でも参拝することができる。運営・管理は天台宗と浄土宗が共同で行っており、善光寺の住職はそれぞれの宗派を代表する住職が勤めている。『善光寺縁起』によれば、本尊の阿弥陀三尊像はインドから百済、そして百済から日本へ伝えられた日本最古の仏像とされる。
崇仏・廃仏論争の最中、廃仏派の物部氏によって難波の堀江に捨てられたこの仏像を、のちに信濃国司の従者として都に上った本田善光が発見し、出身地である信濃国に持ち帰って祀ったという。その後の皇極天皇元年(642年)に現在地に移され、2年後には勅願により伽藍が造営され、本田善光の名を取って「善光寺」と名付けられたという。
善光寺