奈良県奈良市にある平城宮の遺跡内に存在する庭園。当時は平城京の東側の張り出し部分に東院と呼ばれる建物が存在しており、1967年の発掘調査でその場所から庭園の遺構が発見された。その後復元が進み、1988年に一般公開されている。庭園は東西約80メートル、南北約100メートルの広さを持ち、池を中心に庭石となる「景石」や人工の山である「仮山」、反り橋、建造物などを配し、奈良時代の庭園文化を今に伝えている。
また日本庭園のルーツとして非常に価値が高いものとされており、2010年に国の特別名勝に指定されている。