櫛引八幡宮

(くしひきはちまんぐう)
青森県 八戸市 神社   
神社
   

青森県八戸市にある神社。1191年(建久二年)、南部家初代光行公の草創と伝えられている。鎌倉時代より南部藩(青森県南部・岩手県北部)の総鎮守として、多くの人々に尊崇されてきた。国宝の赤糸威鎧(あかいとおどしよろい)と白糸威褄取(しらいとおどしつまどりよろい)鎧が所蔵されている。
平泉合戦に戦功をたてた光行公は、源頼朝から糠部群(ぬかぶのこおり、青森・岩手良く部の広大な領域)を拝領し、建久二年(1191)に入部したという。その後、父信濃守遠光公が甲斐国南部郷に仁安元年(1166)に祀っていた八幡大明神を勧請し、六戸の瀧の沢村に仮宮を営ませ、更に霊地を求めさせた。神託によって四戸の櫛引村を社地に定めて、貞応元年(1222)社殿を造営し、遷宮鎮座した。これより櫛引八幡宮と称し、南部領総鎮守として尊崇されることになった。
櫛引八幡宮

櫛引八幡宮
櫛引八幡宮