三戸城

(さんのへじょう)
青森県 三戸町    
城
   

青森県三戸郡三戸町梅内にある城。1558~70年(永禄年間)、南部晴政が築城したと伝えられている。1633年(寛永10年)、南部氏の居城を盛岡城へ移した後も、三石垣の補修や御掃除奉行が設置されるなど、藩主より管理を疎かにしないように働きかけがなされている。現在は城山公園として整備され、1967年(昭和42年)に模擬天守が築かれ、「温故館」の名で歴史資料館となっている。
標高130mの独立丘陵に築城された連郭式山城で、両側には馬淵川と熊原川が外堀に見立てられ、両川が浸食した岩壁は天然の要害を呈していた。
三戸城