和歌山県和歌山市にある神社。一つの境内に2つの神社があり、総称して日前宮(にちぜんぐう)と呼ばれる。神武天皇二年(約2600年前)に創建されたとされ、日本でも最古の歴史がある。日前神宮は日像鏡(ひがたのかがみ)を神体に、國懸神宮は日矛鏡(ひぼこのかがみ)を神体とする。祭神は両宮とも天照大神で、それぞれ日前大神、國懸大神として祀られている。
日前神宮・國懸神宮(ひのくまじんぐう・くにかかすじんぐう)は日本で最も歴史のある神社の一つ。『日本書紀』に、天照大神が岩戸隠れした際、石凝姥命が八咫鏡に先立って鋳造した鏡が日前宮に祀られていると記されている。