青森ねぶた

(あおもりねぶた)
青森県 青森市 文化   
文化
   

青森県青森市で毎年8月2~7日に開催される夏祭り。大勢の市民が掛け声とともに、武者等を模った人型や武者絵の描かれた扇型の山車燈籠を引いて街を練り歩く。山車の前で太鼓と笛や鐘の音に合わせて独特の衣装をまとって踊る人を「ハネト」と呼び、踊り手が「ラッセラー」というかけ声で跳ねまわる。観光客でも衣装を借りて、ハネトとして参加することができる。
奈良時代(710年~794年)に中国から渡来した「七夕祭」と、古来から津軽にあった習俗と精霊送り、人形、虫送り等の行事が一体化して、紙と竹、ローソクが普及されると灯籠となり、それが変化して人形、扇ねぶたになったと考えられている。 ねぶたは、青森市の青森ねぶた、弘前市の弘前ねぷた、五所川原市の五所川原立佞武多などが有名で、次いで黒石市の黒石ねぷた、平川市の平川ねぷた、むつ市の大湊ネブタなどがある。その他、津軽地方や下北半島の各市町村でも行われている。さらに近年では、東京や鹿児島などでも行われるなど全国で地域の祭りとして広がりつつある。
青森ねぶた

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