鹿児島城

(かごしまじょう)
鹿児島県     
城
   

鹿児島県鹿児島市あった城。1601年(慶長6年)、島津家久が築城。島津氏は鎌倉から明治までこの地の領主であった。天守は無く、館だけが並ぶ、島津70万石の大藩の居城にして質素であった。改易を免れたことによる徳川幕府への配慮があったといわれる。日本100名城(97番)の一つ。
鹿児島では一般的に古くから「鶴丸城」(つるまるじょう)と呼ばれている。「鶴丸」の呼び名の語源は島津家の家紋が「鶴丸の紋」であったことによる。 鹿児島城を館程度にとどめ、背後の城山の最高地に要害の夏陰城を設けた。城山は西南の役で、薩軍最後の拠点となった。
鹿児島城