松本城

(まつもとじょう)
長野県     
城
   

長野県松本市にある城。築城は1504-21年と伝えられ、小笠原貞慶が整備拡充し、城下町の形を変えたのは1582年。現存する天守を築造したのは石川康長で、1593-4年頃といわれている。日本100名城(29番)の一つ。本城と呼ばれる以前は深志城(ふかしじょう)といった。市民からは別名烏城(からすじょう)とも呼ばれている。
戦国時代の永正年間(1504-1520年)に、松本平の信濃府中(井川)に居を構えていた信濃守護家小笠原氏(府中小笠原氏)が林城を築城し、その支城の一つとして深志城が築城されたのが始まりといわれている。後に甲斐の武田氏の侵攻を受け小笠原氏は没落、武田氏は林城を破棄して深志城を拠点として松本平を支配下におく。武田氏滅亡後の天正10年(1582年)、徳川家康の配下となった小笠原貞慶が旧領を回復し、松本城に改名した。
松本城