一乗谷城

(いちじょうだにじょう)
福井県     
城
   

福井県福井市城戸ノ内町にあった城。南北朝時代(1336-1392年)、朝倉氏によって築城されたと考えられている。朝倉氏5代、約100年の居城であった。日本100名城(37番)の一つ。足羽川の支流一乗谷川に沿って開けた細長い一乗谷に築かれた朝倉館、その背後の一乗山に築かれた詰め城から成り立っていた。
5代義景まで朝倉氏は越前を中心に北陸の雄であった。姉川の合戦での敗北、天正元年に信長の越前侵攻の前に為すすべもなく、一乗谷城は落城、朝倉氏も滅亡した。朝倉館は、三方に堀と西南隅に櫓台を設けた土塁が巡らされ、館正面には豊臣秀吉が朝倉義景の善提を弔うために寄進したものと伝えられる桃山様式の唐門がある。
一乗谷城