山形城

(やまがたじょう)
山形県     
城
   

山形県山形市霞城町にあった城。別名で霞城(かじょう)、霞ヶ城(かすみがじょう)と呼ばれる。延文元年(1356)斯波兼頼により、創建されたと伝えらている。日本100名城(10番)の一つ。最上氏11代当主義光の代に、関ヶ原合戦の戦功により、57万石の大々名となり、実質100万石の城下町として山形は繁栄した。
現在の山形城跡は、文禄年間(1592-1595)最上義光により拡張され鳥居忠政の時代(1622-1628)に、ほぼ現在の形に整えられた。明治時代、城が売りに出されると、山形市が購入し、陸軍の駐屯地を誘致した。歩兵三十二連隊の兵営敷地となり、城内の櫓や御殿は破却され、本丸は埋め立てられた。三の丸の堀も埋め立てられ耕作地として利用された。
山形城