男山

(おとこやま)
北海道 旭川市 日本酒   
日本酒
   

北海道旭川市の地酒。男山株式会社。17世紀中ごろ、寛文年間(1661年-1672年)に木綿屋山本三右衛門が男山八幡宮からその名をとり、兵庫県伊丹市に創設したのが始まりとされている。1968年に元祖男山である伊丹の山本家末裔から正統の印である印鑑が継承され、男山株式会社に改称した。
1697年には伊丹市内の酒造家で町の政治を担う「惣宿老」の称号を獲得すると同時に、当時の特許の一つであった「御免酒」にもなった。1700年代には、初頭に赤穂浪士がその著名な討ち入りの後に男山を酌み交わしたとされ、江戸番付では男山大関に、江戸幕府からは徳川将軍家御膳酒にそれぞれ指定された。1700年代後半になると男山は文化にも定着。 明治の初めに元祖である伊丹の男山は廃業することになったが、その際に「男山」のブランドを切り売りすることになった。そのため全国にさらに多くの「男山」を名乗る蔵元ができた。男山株式会社が製造しているのは「北海男山」であるが、数多くの男山の中でも北海男山が正当な男山の末裔とされている。
男山

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