宇和島城

(うわじまじょう)
愛媛県     
城
   

愛媛県宇和島市丸之内にあった城。941年(天慶4年)、橘遠保が宇和地方の豪族となり、砦を造ったのが始まりとされている。天守が建造されたのは1601年(慶長6年)、築城の名手、藤堂高虎の築城のときとされている。城の外郭は上から見ると不等辺5角形をしている天守は現存している。日本100名城(83番)の一つ。別名、鶴島城、板島城、丸串城。
古くは板島といい、戦国時代天文15年(1546)高串道免城主の家藤監物の居城となって、板島丸串城といわれていた。 慶長19年(1614)12月、仙台藩主伊達政宗の長子秀宗が宇和郡十万石に封ぜられ、翌元和元年(1615)三月に入城の後宇和島城と改めた。それ以後、代々伊達氏の居城となり、二代宗利のとき寛文4年(1664)天守閣以下城郭全般の大修理を行い、同11年(1671)に至り完成した。
宇和島城