白河小峰城

(しらかわこみねじょう)
福島県     
城
   

福島県白河市にあった城。単に白河城または小峰城ともいう。盛岡城、若松城とともに東北三名城のひとつにも数えられている。南北朝時代の1340年に、結城親朝が小峰ヶ岡に築城して小峰城と名づけたのが始まりとされる。日本100名城(13番)の一つ。
現在にその姿をとどめる近世城郭は寛永四年(1627)白河藩主となった丹羽長重が数ヵ年をかけて小峰ヶ丘に本丸を築き南東に二の丸、三の丸を配置して梯郭式平山城として大改修したのである。小峰城は奥州の関門として七家二十一代にわたりその役割をはたしてきたが慶応4年(1868)戊辰戦争により落城してその大半を焼失した。
白河小峰城