越前そば

(えちぜんそば)
福井県  料理   
料理
   

福井県の郷土料理。蕎麦に大根おろしをのせて出汁を掛けたり(ぶっかけ)、大根おろしに出汁を加えてつけツユにして食べる(つけそば)など、大根おろしを利用することからおろしそばとも呼ばれる。朝倉孝景が非常食として蕎麦を栽培したといわれている。当時は麺ではなく蕎麦がきなどにして食されていた。
福井県はそばの生産量が全国の都道府県で5位(1,610トン、2007年)というそば処である。この実を蕎麦殻まで挽き込んでそば粉とするため、より風味が強く、黒っぽい蕎麦となる。 一般的な蕎麦のように、冬季であってもつゆは冷たいものを用いる。また具は大根おろしや刻みネギ、鰹節、刻み海苔程度とシンプルなものが基本である。 茹で上げた蕎麦を素早く冷水にさらす。蕎麦は、深鉢などに盛って濃い目のつゆを直接かけたり、つけ汁にして食す。 辛味大根を使用しており、辛味大根特有のピリリとした辛さが特徴である。
越前そば