龍口寺

(りゅうこうじ)
神奈川県  寺院   
寺院
   

神奈川県藤沢市にある日蓮宗本山の寺院。日蓮宗の開祖・日蓮の弟子である日法が、延元2年(1337年)に「龍ノ口法難の霊跡」として、堂を建立し、自作の日蓮聖人像と敷皮石を安置したのが始まりとされる。
寺院が建っている場所は、かつて龍ノ口と呼ばれていた刑場跡である。文永8年(1271年)、日蓮宗開祖・日蓮が鎌倉幕府によって斬首の刑にされそうになったが、刑の執行の際に江ノ島の方角より満月の如き光が飛来し、それにより首斬り役人の目が眩んで失敗し、処刑が中止になる事件があった。歴史上において龍ノ口刑場で処刑中止となったのは日蓮以外にはいないとされており、この事件を日蓮宗では「龍ノ口法難」と呼んでいる。
龍口寺