月山富田城

(がっさんとだじょう)
島根県     
城
   

島根県安来市広瀬町富田にあった城。1185年(文治元年)頃、近江源氏の血を引く佐々木義清が出雲・隠岐の守護職となり、月山に居館を構えたのが始まりと伝えられている。天然の地形を利用した最も難攻不落の要塞城といわれていた。日本100名城(65番)の一つ。日本五大山岳城に数えられる。戦国時代に山陰の覇者尼子氏が本拠を構え170年間の尼子氏六代の盛衰の舞台となった。
毛利氏時代を経て、関が原後、戦功のあった堀尾吉晴・忠氏父子が遠江浜松より入城した。堀尾氏は、富田城が城下町を発展させるには狭すぎるため、1611(慶長16)年に松江城を築いて移り、月山富田城は廃城となった。
月山富田城